地区内の主な機関・団体をもって構成し、諸事業を円滑に推進するために相互交流・総合調整等が図れるよう、平成2年(1990年)にコミュニテイ推進協議会を設立したが、大型施設の建設や人口増加等地域の環境が大きく変化し、また平成8年(1996年)の宇都宮市制100周年を機に「豊郷まほろばの道」・「遺跡・文化財の保全」及び郷土誌「豊郷のすがた」の編纂などが新たな地域づくり事業として位置付けられた。
こうした中、同協議会が健全で豊かな郷土豊郷を地域ぐるみで育み、地域の活性化を具体的に進めるため、平成10年(1998年)に地区内のすべての機関・団体を構成員として総合的なまちづくり組織として、「豊かな郷づくり推進協議会」に生まれ変わり、同協議会のもとに7つの専門委員会を組織して活動してきた。
平成21年度(2009年)から、これまでの7つの専門委員会を分野別の6部会に再編し、平成28年度(2016年)には広報部門を総務部会から独立させ7部会とし、主体的なまちづくりに向けた実施体制を確立した。
また、平成31年(2019年)3月に地域住民の総意として「まちづくり」の礎となる「豊郷地区地域ビジョン」を策定し、目標達成に向け、地域が一つとなって各種事業に取り組んでいる。
豊郷地区地域ビジョン
10 年後の豊郷地区を「住んでよかった」「これからもずっと住み続けたい」と思えるまちとしていけるよう、地域住民自らが、地域の将来のまちづくりについて話し合い、将来の基本構想(目標)と、その実践を明確にする「地域まちづくり計画(地域ビジョン)」を掲げることが必要になります。
地域まちづくり計画(地域ビジョン)は、地域住民自らが、地域の課題や特性を共有し、共通の目標を持って、連携・協力していくために、地域の現状(課題、特色など)を見つめ直し、1.「自分たちがどのようにしていきたいのか」、そのために、2.「自分たちで何ができるのか」を考え、地域の目指すべき姿(地域の将来像)と、その実現に向けた取り組みを示したもの(指針)です。(平成31年・2019年3月策定)
豊郷地区連合自治会は、地域住民の親睦と連携を図り、地域協働のまちづくりに努め、住民の福利を増進するため、旧豊郷村のうち現在の御幸ケ原町を除く自治会で組織している。
この組織は、住民生活の必要性から自然発生的に組織され、地域の共同管理団体として活動してきた。昭和41年(1966年)に宇都宮市自治会連絡協議会に参加し、昭和52年(1977年)に御幸ケ原町が当地区から離れた。その後活動の強化を図るため、昭和57年(1982年)に連絡協議会組織から豊郷地区連合自治会に改組された。
また令和元年(2019年)10月に「特定非営利活動法人宇都宮市豊郷地区連合自治会防犯パトロール隊」を設立し、青色回転灯パトロール車による防犯パトロールを実施している。