豊郷まほろばの道


 豊郷地区の西部丘陵及び田川周辺には、栃木県や宇都宮市によって文化財に指定されている多数の古墳・遺跡等が点在し、地域の歴史を知る上で貴重な宝庫となっている。

 

 これらの文化遺産を結び合わせた散策路として整備したものが「まほろばの道」であり、地域の人たちが自然を楽しみながら歴史・文化に接するきっかけづくりとして、また、健康増進のためにウォーキングのコースとして非常に優れた地域資源である。

 

 この散策路を「まほろばの道」と命名したが、この意味は、倭建命が故郷を偲んでの望郷の歌とされている「倭は国のまほろばたたなづく青垣山こもれる大和しうるはし」の「まほろば」から採ったもので豊郷地区も、緑織り成す丘陵、清い流れと豊かに広がる田園、さらに縄文の古代から人々が暮らした過去が偲ばれる遺跡や文化に親しみながら散策のできるすぐれたところということから決定された。

 

 平成16年(2004年)に国土交通省後援による「美しい日本の歩きたくなるみち500選」の一つに選ばれたこともあり将来にわたってより親しまれるよう継承して行きたいと考えている。

とよさとまほろばの道の地図
まほろばの道案内図

豊郷まほろばの道紹介動画(配信元はYoutube宇都宮市役所公式チャンネル)

新日本歩く道紀行100選「ふるさとの道」

 平成27年(2015年)に、豊郷まほろばの道が新日本歩く道紀行100選選考委員会が選ぶ「新日本歩く道紀行100選シリーズ」の「ふるさとの道」に選ばれた。

 

 新日本歩く道紀行100選シリーズでは、地域の資源として選ばれた道を歩くアウトドアツーリズムを促進することによって、地域の活力を創出することなどを目的として、全国から様々な道が選ばれている。

 このシリーズに選ばれた道は、今後ホームページなどを通じて、様々な形で全国にPRされる。

新日本歩く道紀行100選 ふるさとの道認定証の画像